2013年度OB会ドライブ報告

2013年9月13日

今年のOB会ドライブは2013年8月31日・9月1日の日程で、黒部の太陽を見る!をコンセプトに、目的地を麓の長野県大町温泉郷に向かいました。数日前になって危惧していた台風15号が最接近し開催が危ぶまれましたが幸いにも直前で温帯低気圧に変わり、それほどの悪天候とはならずドライブを敢行することができました。

「モー研の行事は必ず天候に恵まれる」と仰る先輩方の言葉があらためて証明されることになったでしょうか

目的地の大町温泉郷は歴史を感じる温泉町で、多少寂しい感じがしましたが宿泊した立山プリンスホテルの「お・も・て・な・し」は十分で、自慢の露天風呂は泉質も上々でした。宴会などではいろいろと便宜をはかっていただきましたこと、この場で御礼申し上げます。

参加者は会長の神本先生のお声がけもあって、ここ数年では多めの18名。生後7ヶ月のご令嬢から、最年長は81歳の大島さんまでといつも以上に幅広い面々となりました。

到着後はそれぞれ温泉等でゆっくりと過ごしていただき、宴会ではお互いの近況を確認しつつ地元の料理に舌鼓を打ちました。現役主将も参加してくれたので、現在の部の状況も詳しく聞くことができました。

二次会は部屋に戻って行い、信州の地ビールや持ち寄ったワインなどを楽しみましたが、翌日の出発を早い時間に設定していたため比較的節度ある時間にお開きとなりました。

翌朝、深夜から降り続いた雨もすっかり小降りになり、いよいよ黒部ダムに出発です。今年で竣工50周年になる黒部ダムは、いまだにアーチ型として日本一を誇ります。はからずも節目の年に訪れることになりましたので、この巨大なダムを立山連峰につながる山奥に建造した先人達の苦労や叡智に触れてきたいと思います。

映画でも有名な関電トンネルは自家用車が通ることは出来ず、電動のトロリーバスを利用することになります。天候もあって、チケット購入の際もほとんど並ぶことも無く乗車することができました。トンネルの途中には青い照明で標された区間がありましたが、破砕帯と呼ばれる当時最大の難所で、崩れやすい岩盤と摂氏4度の地下水が噴き出す中での掘削作業は想像を絶します。

そうして15分ほどで黒部ダムに到着です。ダムは観光用にえん堤を歩けるようになっていますが、端まで進んで下を覗き込むとさすがに足がすくみます。日本一の堤高186mは伊達ではありません。柵の高さまで子供を持ち上げて前にのり出す同期を、思わず静止したのは言うまでもありません。

それにしても立地や大きさ、構造等、どれをとっても50年も前にこれだけのものを造ったと感動を覚えます。黒部の太陽は見ることは出来ませんでしたが、さわやかな空気と壮大な景色に晴々としながら記念撮影をして解散しました。

その後はそれぞれ立山黒部アルペンルートをさらに富山方面に進む方や、名物のダムカレーを食べて帰る方、麓の大町にあるエネルギー博物館にて薪で動く薪バスの動作展示を見学された方など自由に楽しまれたようです。

天候が悪い中ご参加くださいました皆様、本当にありがとうございました。来年以降は少し趣向を変えることになっていますが、お時間の許す限り是非ご参加ください。

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OB会ドライブ担当:09608 村上 飛